1年経つのが早い
時が流れるのも早いもので、この身分不相応なスポーツカーに乗り始めて早くも1年が経った。この1年で社会人の暮らしへの向き合い方が何となくわかってきたような気もするし、一方で1年目と比べて2年目は段違いに忙しくなって、またわからなくなってきてしまったような気もする。とはいえ、心の支えという意味でのロードスターはかなり大きい存在だった。生ハムの原木ではないけど、俺にはロードスターもジーノもいるし。みたいな。こういうのは大事だよな~。
仕事の方はというと、とりあえず36協定外残業だの普通残業だのの区別は覚えた。なるほど、祝日の出勤はドリームタイム()なのであります。
2万4千kmを豊かに過ごせたのか
話を戻して、1年間の走行距離は約2万4千kmだった。通勤が辛すぎて結局会社のそばにアパートを借りたので、今度の1年はそんなに伸びないかもね。ロードスターで通勤するんだから楽しいと思っていたけど、やはり毎日帰りが9時を過ぎるので朝の起きる時間は重要だ。
暗澹たる気分で乗り込むとやっぱり「楽しい」じゃなく「慰め」になってしまうからね。それじゃ心が潤ってないのだ。
そう考えると心豊かに走れていたのは走行距離の半分もないかもしれない。
去年の今頃も彼岸花だったり稲穂だったりがこんな風に美しい季節だったのだろうけど、全然気づかなかったな。目を向ける余裕ができたっていうことなんだろう。
1人になれる時間が増えたからかもしれない。本当に欲しかったのはカメラでもクルマでもなくこれだったのかもね。豊かな一人の時間。
休日の朝はこうしてコーヒーを飲みながらクルマのカギだったりカメラだったりを眺めている。実に優雅な時間ですね。洗車し立てのロードスターを眺めながらコーヒーも気持ちいいぞ。
いつもどおり趣旨が迷子ではあったが、また1年、運転も生活も安全運転でなんとか頑張っていきますというお話。