2024年型ロードスターを試乗した。

我が家のロードスター

Nikon Z7+ FA31/1.8

これはトマト運搬車両となり果てた我が家の2020年型ロードスター

最近は落ち着いたが、一時期はトマトの価格が高騰し、トマトを持って歩くことによって身の危険さえ伴う世の中になっていた。何せラ・フランスよりも高価だったのだ。

しかし、ロードスターであればソウルレッドのボディーがトマトの存在をカモフラージュし、安全に食卓へトマトを運ぶことができた。

トマト運搬任務にはKPCの有無は関係ない。

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しかも2020年型までのロードスターは、走行中もドライバーの任意でヘッドライトを消灯できるため、隠密行動に向く。(マフラーは現行よりだいぶ音量でかいが)

 

2020年型でもトマト運搬車両として十分に熟成されていたロードスターであるが、今年もマツダは新型を投入してきた。

2024年型の実車を試乗する機会を得たので、また例によって思ったことを書き留めておこうと思う。

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990Sが無くなってしまったのは残念。

続けたかったが、法規対応でどうしても1トンを切れなくなってしまったためにやむなく廃止したとのこと。

1トン切りにはそこまでこだわらないので、あの脚で快適装備が付いたグレードが欲しい。

2024年型ロードスタ―「ND5RE」

Nikon Z7+AF-S NIKKOR 24-70/2.8E

電子プラットフォームが変わったことで、型式がND5RCからND5REに変わった。

灯火類の変更や、ステアリングシステムの改良、アシンメトリックLSDなど、変更点は多岐にわたるが、個人的に大きなトピックは、タンカラー内装のVセレクションが追加となったこと。代わりに、ホワイトセレクションが廃止となっている。

ブリティッシュグリーンのユーノスロードスターが忘れられない懐古趣味の諸兄には歓迎を以って迎えられていることだろう。残念ながらグリーン系のカラーは今のマツダのラインナップには存在しないが...。

ディープクリスタルブルーマイカにタンカラーもよく似合っているが、白内装とのマリアージュはまさに天才的と感じていただけに、やはりホワイトセレクションの廃止は惜しまれるところではある。

ちなみに、RFも内装のバリエーションが減り、白と赤内装は廃止になったようだ。

PENTAX K-1 MarkII + FA31/1.8

友人のロードスターの助手席に佇む、友人のマミヤ。

Nikon Z7+Z50/1.2S

あ、タンカラーの幌メッチャ良いね。Vセレクションと比べると、ホワイトセレクションは幌は黒だったので、後ろから見ると標準仕様との差異が微妙に目立たなかった。

ミツオカのロックスターだと、白い幌の仕様なんかも選べたんだけどね。

Nikon Z5+Z50/1.2S

やっぱり幌は黒で良い気がしてきた。

 

テールランプは特に好みが分かれるところだと思うが、私はMC前の方が好きだ。

テールランプはぼんやり光るほうが良い。

消灯時のコントラストが上がったので、現代的になったのは確か。

 

ウインカーとポジションランプが兼用になったのは非常に良いと思う。

以前は「車幅灯」という言葉の意味を考えさせられるような位置が光っていた。

PENTAX K-1 MarkII + FA43/1.9

目ヤニ

 

いざ試乗

Nikon Z7+Z50/1.2S

さあ人のクルマを使って内外装を中心に散々比較したので、今度は自分のクルマで中身の比較だ。試乗車は自分のと同じ、Sスペシャルパッケージ。

LSDが効くような運転を試乗でするわけにはいかないが、新しくなったという電動パワステのフィールを試す。

走り出して、左に切って試乗コースへ。明らかに違った。

Nikon Z7+Z50/1.2S

ホイールも正直言うと前の方が好き。

 

ステアリングの感じ、よくできた油圧パワステのようなフィーリングだった。

営業マンは「重くなったでしょう」と言っていたが、そういう単純な変化ではない。

切り始めのアシストの立ち上がりが滑らかで非常に気持ちいいし、フロントタイヤからのインフォメーションが豊かだ。手とフロントタイヤが直接つながっているかのような...。

newsroom.mazda.com

ニュースリリースにはまさに、今回感じたようなフィールを狙った変更だと書かれているね。

ほかかなり気に入ったのはシートの表皮。

Sスペシャルパッケージのシート座面がエクセーヌ仕様になった。見た目に上質感が出たのと、お尻が滑らなくなって非常に快適。

 

残念ながら、4馬力向上したというエンジンパワーの違いは実感できなかった。

それから、友人の2022年型ロードスターを運転した時に感じた違いというのは、KPCの有無ではなくタイヤの違いだったようだ。次の夏タイヤは彼のを真似てミシュランにするか。

 

 

この変更は聞いてない。

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この記事を書いたときにサンバイザーについての恨み言を述べていた。

PENTAX K-3 MarkIII + FA31/1.8

私のSスペシャルパッケージのサンバイザー。

この、ダイソーで買ってきたハンディーミラーをにわかに思いついて張り付けたような質感のかけらもないプラスチックむき出しでチープなサンバイザー。さっき知ったけど、初期型は全グレードこれだったらしい。

変わったのは2型から、Sレザーパッケージ以上で革張りの乗用車然としたものになっているそうな。

ところで、試乗車はSスペシャルパッケージだってさっき書いたじゃないですか。

これを見てほしい。

Nikon Z7+AF-S NIKKOR 24-70/2.8E

キレそう。変わらずプラスチックむき出しだけどさ、最初からこうするわけにはいかなかったんですか???????

 

太陽に向かって走るとき、サンバイザーがダサいと吠えながら、私は明日も走り続ける。

 

まとめ

・好きな内装色のロードスターを買えるうちに買おう

・新型ではSスペシャルを選んでも悲しみが少ない

LSDやエンジンの進化は街乗りではほとんどわからない

・ステアリングフィールは素晴らしく良くなった

・ハザードスイッチやウインカーレバーの感触が第7世代と同じになった

・値段が高え

エキゾーストノートは初期型の音色に敵わない(マツダ2と同じ音じゃん)

 

新型のロードスターが良いことは十分理解したが、やはりどの型のロードスターに乗っても根本の楽しさは変わらない。

私はこのままマフラー変更前の2020年型で、騒音をまき散らして走り続けようと思う。

 

KPCだけアップデートで寄越せください。サンバイザーは3万円か...。

 

余談

ぼく「FRのマツダ6まだ?」

営業「CX-60のプラットフォーム、多分車高低いデザインを考慮してないんですよね」

営業「出たとしてもクーペSUVみたいなのにしかならないと思いますよ」

 

 

うーん()