出会いは突然に...巡り合ったSuper Ikonta530/16

結局ワクチン接種のあと丸2日間寝込んだワタクシ。

最高で37.8℃くらいだったかな。2日目の腕の痛みはなかなかだった。

もうやめて!!年休がないの!!(マジでカツカツ)

偶然手に入ったスーパーシックス

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元はと言えば兄が買ったものだった

 先日ワクチンの接種会場で持ち歩いていたこのカメラ。

実は自分で買ったわけではなくて、兄との物々交換で入手した。

こいつはSuper Ikonta530/16という蛇腹式のカメラで、第二次大戦以前のツァイスによって作られた。日本ではスーパーシックスと呼ばれることが多いようです。

イカ式の距離計連動しか知らなかったのだが、このカメラの距離計連動機構はドレーカイル式と呼ばれるらしい。撮影レンズ側についたプリズムが回転して2重像を動かしているらしいが、ちょっとまだピンとこない。次のSuper Ikonta531/16ではビューファインダーに距離計が組み込まれるそうなので、やはりツァイスの先進性が垣間見える。

まあ同時期のカメラってバルナックライカしか知らないんだけどねw

同時期のライカというとIIIaあたりか。板金ボディだったころのやつ。

 

搭載するレンズはテッサーの80mmF2.8。F3.5のモデルもあるらしい。

本家のテッサーがどんな写りなのか楽しみ。

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古めかしくてステキだ

ちなみに兄はあまり写真を撮る人ではないのだが、某オークションで入札したところ落札してしまったようだ。

なぜ入札したのか問うたところ「ストレスで」と兄。

かなり安く手に入れたようだが、シャッターは一応全速切れているっぽいし、幸い蛇腹の状態も悪くない。回転するプリズムに若干カビがあるようだが、使用には差し支えない感じだ。ピントが出ているかどうかは試写しないとなんとも言えないが、少なくとも無限遠は出ているっぽい。なかなかの掘り出し物かも?

セルフコッキングではないのでフィルムの巻き上げとシャッターチャージを別に行わなければならないが、多重露光防止の機構が入っていて間違いがないのが良い。

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蛇腹のカメラがコンパクトなのは知っていましたが、6x6判のカメラをこのサイズ感で持ち運べるってなかなか素晴らしい。大きければいいってもんじゃないよね。

小さいのだって素晴らしい。

初めてバケペン見た人の反応を観察するのはやめられないけどねw

「俺のビッグマグナムを見てくれよ...」

 

脱線した。とりあえず1本試写したので、写りが楽しみである。