寒い
寒い。
寒い寒い。
寒い寒い寒い寒い!!!
とにかく寒い!!
昨年夏、私は引っ越しを敢行した。
マツダがZoom-Zoomし始めた頃のアパートから、名ばかりのGTが道をあけていた頃の戸建て貸家へ。
広い庭、壁の向こうに隣人がいないという開放感。これだけ広い家なら何でもできる。
期待に胸を膨らませる私だったが、引っ越しを手伝ってくれた友人の顔がにわかに曇る。
「これ、冬は寒いぞ...」
PENTAX LX+FA31/1.8Limited(多分)
前のアパートでの、あたたかな朝の食卓の様子。
思えば、前のアパートはワンルームだったし、断熱もまあまあしっかりしていたので、エアコンの暖房だけでも割かし何とかなっていたのだ。
しかし、今の家はというと、実に寒い。
昔の人はこの寒さを当然のものとして、いやもっと寒かっただろう。そんな中当たり前に生活していたというのか。
廊下の床はドライアイスのごとく。朝の風呂のタイルに至ってはもはや液体水素のように冷え切り、私の素足を切りつけた。(スリッパ履けよ)
私の足の裏はあまりの寒さに炎症を起こし、文字通りズタズタに切り裂かれ、夜は凍死する恐怖に怯えながら毎晩を過ごしていた。
信じるべきは化石燃料
救世主が現れた。
浮きたつダイニチのロゴ。
灯油を自分のために買ったのは実は初めてだった。
大学のころはもっと寒い北の大地に住んでいたのだが、そのころ住んでいたアパートは断熱がしっかりしていたし、エアコンも暖房にガスを使う寒冷地仕様だったから、ストーブ無しでも寒くなかったんだよな...
社会人になってから借りた、前のアパートよりもさらに暖かったな。家賃もより高かったけど。
そして今の家。エアコンのないキッチン。
朝、唯一の暖房器具である電気カーペットの電源を入れても、温まり切る頃には出社の時間で、ほとんど意味を為さなかった。
しかし、こいつはどうだ。
化石燃料を燃やすことにより作り出される圧倒的熱量。
素晴らしい。やはり暖房には化石燃料。化石燃料がナンバーワンだ。私は悟りを開いたのだ!
あまりに感動したので勢いだけで執筆した。
ありがとうダイニチ。