二人暮らしの冷蔵庫選び

気が向いたので書く。

nabegino.hatenadiary.jp

5月の終わりに書いた上の記事。

ちらっと触れていたが、5月に冷蔵庫を買ったときのことを備忘録的に書いてみようと思う。

 

とは言っても、趣味性の低い家電製品は私自身の興味関心が低い。

多分この時、世間一般のクルマへの興味関心が薄い人たちの気持ちを追体験することになった。とはいえ、クルマだったら例えば

「街でよく見かけるからN-BOXが欲しい」

などと他人の選択を参考にできる機会があると思うが、近所の家庭で冷蔵庫の機種を聞いて回るわけにはいかないしなあ。www.honda.co.jp

欲しくはないが、一度乗ってみたい気持ちはある。

今年上半期の販売台数が112248台だって。すごいよねえ。

 

コンプレッサー系の家電は重電をやっているメーカーをえらべ

上の言葉は、身内の、家電に自信ニキの言葉である。

コンプレッサー系と言えばエアコンと冷蔵庫などがこれに当たる。

偉い人の言葉とエ□い人の言葉は信じるべきである。古事記にもそう書いてある。

彼の言葉を信じて、まずはメーカーを絞ろうと思う。

 

重電8社と呼ばれる日本の重電機器メーカーの中で、一般消費者向けに自社で家電製品を製造しているのは日立、三菱の2社。

東芝も重電をやっているが、白物家電事業はは2016年に中国の美的集団の傘下となっているため除外した。

ja.wikipedia.org

jp.reuters.com

本体のほうも上場廃止するというニュースが記憶に新しいところである。

どこの会社でも、10年後どうなってるかなんて分かったもんじゃないね。

 

まあそもそも、親会社が何であれ、東芝ブランドの家電にはあまりいい思い出がない。

東芝の冷蔵庫は実家で使っていたが14年程度で突然死し、また実家の東芝のエアコンは大学入試の勉強をしていた私に氷を投げつけ、ソニートリニトロンテレビを浸水させて破壊し、やはり製造から15年程度でほぼ全滅した。

一方でより前から使っている日立製エアコンは未だ健在だし、三菱製冷蔵庫は25年以上使えているという方がネット上でもチラホラいらっしゃるようだ。実家も今は三菱の冷蔵庫を使っている。

 

というわけで、まずメーカーは日立と三菱の2社に絞られた。

ここで、要求仕様について整理していく。

  1. 幅は600mm以内
  2. 製氷機能重視
  3. ドア片開きかつ左開き
  4. 予算20万円前後
  5. 野菜室は中段

左開きドアでかなり限定される感がある。

では各製品をチェックしていこう。

 

日立 R-V38SVL

kadenfan.hitachi.co.jp

幅600で野菜室が中段のモデルは日立ではこれしかないらしい。

実売で当時約15万円ほど。

現在はR-V38TVLという後継モデルが発売されており、そちらは実売20万円程度となっている。

少し気になるのは消費電力が336kWh/年と、上位モデルと比べてかなり高い点。

最近の冷蔵庫は各冷蔵室を独立させて冷却しているらしく、それが省エネに効いているそうなのだが、このモデルはそうなってはいないために消費電力量が多くなってしまっているようだ。

R-V38SVの良いと思った点

・野菜室が比較的大きい。

R-V38SVのイマイチと思った点

・製氷機の給水経路は三菱のように外して洗えない。

・消費電力が大きめ

 

三菱電機 MR-CX37HL

www.mitsubishielectric.co.jp

先ほどの日立 R-V38SVLとほぼ同価格帯となる三菱製冷蔵庫がこのMR-CX37HL。

後継モデルのページしか見つからなかったためそれを貼っておくが、多分来年またリンク切れになるだろう。

実売価格で当時14万円程度と、R-V38SVLよりも1万円ほど安いが、

消費電力も日立 R-V38SVLとほぼ同じ335kWh/年と大きく、しかも容量は10Lほど少ない。

静音性に自信があるのか、"静音17dB"の文字がカタログに躍っている。

騒音レベルに関しては、日立のカタログには表記が無いが、やはり静音性では三菱に定評があると聞いたことがある。

個人的には製氷機の給水経路をすべて外して洗える点がプラス評価で、ヨッメ氏は野菜室が日立 R-V38SVLより小さい点がマイナス評価されていた。

MR-CX37HLの良いと思った点

・製氷機の給水経路をすべて外して洗える

MR-CX37HLのイマイチと思った点

・野菜室が小さい

・消費電力が大きめ

 

ここまで見てきたが、このクラスでは最新の冷蔵庫に備わっている機能で備わっていない機能が多いことがわかった。また、設置場所さえあれば冷蔵庫はデカい方が良いので、さらに容量が大きい上位モデルを検討することにした。

日立ではラインナップが無いが、三菱では幅600の上位モデルでも野菜室が中段にあるモデルがあるのでそれを検討する。

 

三菱電機 MR-MB45J

www.mitsubishielectric.co.jp

これだ。

直感した。

これなら野菜室も十分な容量があるし、製氷室も引き出しが分離しているので使い勝手もより良い。

ちなみに、先ほどまでに挙げた2機種で消費電力を気にしていたのはコイツの消費電力の数字がカタログの比較表で見えていたから。

その消費電力。なんと、MR-CX37HL比でー25%の251kWh/年である。

まあ25%違うと言っても、電気代にして年間2200円程度の差なので、現実的に価格差はペイできないが、これなら我々の要求を十二分に満たしている。

と言うわけで、三菱電機のMR-MB45JL-Wを我が家にお迎えすることにした。

 

Nikon Z5+AF-S NIKKOR 24-70/2.8E

長々とここまで読んでくれた人ありがとう。

暇なん?

 

予算と欲しい機能とのせめぎあいで、かなり苦労して選んだが、最終的には予算を多少オーバーしたものの、満足のいく買い物ができたと思う。

 

機能の名前がメーカーによってまちまちで選びにくいと感じたが、カタログをよく見て、欲しい機能、重視したい機能をピックアップしていけば、価格との相談にはなるが、まあ決められると思う。あとは販売店にいるメーカーの販売員に話を聞いてみるといいかも。カタログの情報だけだと頭がこんがらがる。

 

ちなみに、買ったときは店頭価格で29.7万円だったが、その場にいた三菱電機の販売員とグルになって販売店スタッフを煽り散らし、かなり値切って購入に至った。具体的な値段はナイショね。白物家電は値切ってナンボだと思ってます。

どこそこでは○○円って言ってたヨ~~~?????

 

三菱販売員「耐久性には自信ありますヨ!ま、壊れるメーカーもあるみたいですけどネ~(某社製の冷蔵庫ナデナデ)」